本物へのこだわり

きりたんぽ・手造りへのこだわり

大館の家庭では昔からお祝いの席やおもてなしの料理として「きりたんぽ鍋」が振る舞われてきました。 今でもご家庭で「きりたんぽ」は自分で作るという方がたくさんいらっしゃいます。
「きりたんぽ鍋」は秋田県・大館が誇る自慢の郷土料理です。大切な郷土料理だからこそ本物を味わって頂きたい。その思いから、創業以来一貫して「手造り」にこだわってきました。
山王食品の「きりたんぽ」は全て手造りです。

手造りきりたんぽの作り方

  • 作り方1
    1.炊きたてのご飯を半ねりにし、だんご状にして串に巻きつけていきます
  • 作り方2
    2.手で伸ばしながら、棒状にしていきます
  • 作り方3
    3.台の上で転がしながら形を整えれば、出来上がりです
  • 作り方4
    秋田杉で作られた串です。秋田杉の良い香りがします

手づくりきりたんぽのイメージ

手造りきりたんぽの特徴

「手造りきりたんぽ」の良さは第1に肉厚で煮崩れがしにくいこと。第2にもちもちとした食感があることです。
きりたんぽ鍋は食べる直前にきりたんぽやネギを入れ、最後にセリを入れて食しますが、時には煮込みすぎる場合があります。そんな時「おじや」のようになってしまう「きりたんぽ」に出会ったことがありませんか?そのような経験をしたことのある方。是非、山王食品の「手造りのきりたんぽ」を御賞味下さい。
山王食品のきりたんぽは、秋田杉の串に巻きつけて造りますので水分の微妙な加減が出来て煮崩れしにくいのです。
「手造りきりたんぽ」で本物の美味しさを味わって下さい。

米へのこだわり

「きりたんぽ」の原料は言うまでもなく「お米」です。秋田県は、全国でも有数の米どころですが、その中でも県北の大館地方は米代川が育んだ豊かな流域にあり県内でもおいしい米が取れるところとして知られています。
山王食品の「きりたんぽ」は地元大館産の「あきたこまち」を使ってつくられています。

米のイメージ

あきたこまちの特徴

昭和59年にコシヒカリと奥羽292号を掛け合わせて誕生した「あきたこまち」は、コシヒカリ譲りの味の良さと香りの良さで、秋田県ばかりか日本を代表する銘柄になっています。
「あきたこまち」の味の特徴は一言で言えばもちもちとした粘りのある食感です。他の品種より水分が多くもちもちとした感触が味わえます。

比内地鶏

「きりたんぽ鍋」に欠かせないのがなんと言っても「比内鶏」です。
比内鶏はもともと大館地方で飼われていた独特の地鶏で、肉食に赤みがあり、適度な脂肪を含み最も野鶏に近く、山鳥のような風味と香気をもっていると言われています。
その肉味が独特で、日本三大美味鶏の一つに数えられ、地元大館では「きりたんぽ鍋」に欠かせない素材でした。

秋田比内地鶏(雌)秋田比内地鶏(雌)
比内鶏の原種(左.雌、右.雄)比内鶏の原種(左.雌、右.雄)

比内地鶏と原種

比内鶏は昭和17年に天然記念物の指定を受けてから、原種を守るために市場に出回らなくなりましたが、昭和53年に秋田県畜産試験場が比内鶏の雄とロードアイランドレッド種の雌をかけ合わせた一代雑種の素ヒナの供給を始めてから、民間での「比内鶏」の生産が飛躍的に伸びて「きりたんぽ鍋」の普及に大きく貢献しました。
この一代交配の食用鶏を「秋田比内地鶏」と呼んでいます。現在、市場に出回る「比内地鶏」の多くはこのかけ合わせによる雌の比内地鶏です。

「比内地鶏」と一般のブロイラーとの違いは、もともとの肉味が違うのはもちろんですが、その飼育期間の長さが特徴です。ブロイラーは成鶏になるまで60日間しかかかりませんが、「比内地鶏」は200日以上かかる上、150~180日間は放し飼いで育てられます。
こうして育てられた「比内地鶏」は、肉のしまりが良く、良質の脂肪を含み、こくと風味が「きりたんぽ鍋」にはなくてはならないものになりました。

山王食品で契約している飼育場は、「秋田比内地鶏」の素ヒナから育てていますので安心してお召し上がり頂けます。

比内地鶏スープのイメージ

比内地鶏スープ

山王食品の「比内地鶏スープ」は「比内地鶏」のガラを煮込んで作りました。「比内地鶏」の肉が手に入りにくい時はスープだけでもお使いいただければ本場の味と同じように作ることができます。

地元産の野菜

「きりたんぽ鍋」には比内地鶏にまけないお野菜が入ります。
世界遺産にも指定された白神山地の麓で栽培された舞茸や地元で採れたセリなど、香り豊かな季節の野菜とごぼう、長ねぎが入って「きりたんぽ鍋」の役者が揃います。