こだわりのたんぽ
◆手造りへのこだわり
◆米へのこだわり
◆比内地鶏
◆地元産の野菜
きりたんぽ・手造りへのこだわり
大館の家庭では昔からお祝いの席やおもてなしの料理として「きりたんぽ鍋」が振る舞われてきました。 今でもご家庭で「きりたんぽ」は自分で作るという方がたくさんいらっしゃいます。
「きりたんぽ鍋」は秋田県・大館が誇る自慢の郷土料理です。大切な郷土料理だからこそ本物を味わって頂きたい。その思いから、創業以来一貫して「手造り」にこだわってきました。
山王食品の「きりたんぽ」は全て手造りです。
手造りきりたんぽの作り方
1.炊きたてのご飯を半ねりにし、だんご状にして串に巻きつけていきます
2.手で伸ばしながら、棒状にしていきます
3.台の上で転がしながら形を整えれば、出来上がりです
秋田杉で作られた串です。秋田杉の良い香りがします

手造りきりたんぽの特徴
「手造りきりたんぽ」の良さは第1に肉厚で煮崩れがしにくいこと。第2にもちもちとした食感があることです。
きりたんぽ鍋は食べる直前にきりたんぽやネギを入れ、最後にセリを入れて食しますが、時には煮込みすぎる場合があります。そんな時「おじや」のようになってしまう「きりたんぽ」に出会ったことがありませんか?そのような経験をしたことのある方。是非、山王食品の「手造りのきりたんぽ」を御賞味下さい。
山王食品のきりたんぽは、秋田杉の串に巻きつけて造りますので水分の微妙な加減が出来て煮崩れしにくいのです。
「手造りきりたんぽ」で本物の美味しさを味わって下さい。
米へのこだわり
「きりたんぽ」の原料は言うまでもなく「お米」です。秋田県は、全国でも有数の米どころですが、その中でも県北の大館地方は米代川が育んだ豊かな流域にあり県内でもおいしい米が取れるところとして知られています。
山王食品の「きりたんぽ」は地元大館産の「あきたこまち」を使ってつくられています。

あきたこまちの特徴
昭和59年にコシヒカリと奥羽292号を掛け合わせて誕生した「あきたこまち」は、コシヒカリ譲りの味の良さと香りの良さで、秋田県ばかりか日本を代表する銘柄になっています。
「あきたこまち」の味の特徴は一言で言えばもちもちとした粘りのある食感です。他の品種より水分が多くもちもちとした感触が味わえます。
比内地鶏
「きりたんぽ鍋」に欠かせないのがなんと言っても「比内鶏」です。
比内鶏はもともと大館地方で飼われていた独特の地鶏で、肉食に赤みがあり、適度な脂肪を含み最も野鶏に近く、山鳥のような風味と香気をもっていると言われています。
その肉味が独特で、日本三大美味鶏の一つに数えられ、地元大館では「きりたんぽ鍋」に欠かせない素材でした。


比内地鶏と原種
比内鶏は昭和17年に天然記念物の指定を受けてから、原種を守るために市場に出回らなくなりましたが、昭和53年に秋田県畜産試験場が比内鶏の雄とロードアイランドレッド種の雌をかけ合わせた一代雑種の素ヒナの供給を始めてから、民間での「比内鶏」の生産が飛躍的に伸びて「きりたんぽ鍋」の普及に大きく貢献しました。
この一代交配の食用鶏を「秋田比内地鶏」と呼んでいます。現在、市場に出回る「比内地鶏」の多くはこのかけ合わせによる雌の比内地鶏です。
「比内地鶏」と一般のブロイラーとの違いは、もともとの肉味が違うのはもちろんですが、その飼育期間の長さが特徴です。ブロイラーは成鶏になるまで60日間しかかかりませんが、「比内地鶏」は200日以上かかる上、150~180日間は放し飼いで育てられます。
こうして育てられた「比内地鶏」は、肉のしまりが良く、良質の脂肪を含み、こくと風味が「きりたんぽ鍋」にはなくてはならないものになりました。
山王食品で契約している飼育場は、「秋田比内地鶏」の素ヒナから育てていますので安心してお召し上がり頂けます。

比内地鶏スープ
山王食品の「比内地鶏スープ」は「比内地鶏」のガラを煮込んで作りました。「比内地鶏」の肉が手に入りにくい時はスープだけでもお使いいただければ本場の味と同じように作ることができます。
地元産の野菜
「きりたんぽ鍋」には比内地鶏にまけないお野菜が入ります。
世界遺産にも指定された白神山地の麓で栽培された舞茸や地元で採れたセリなど、香り豊かな季節の野菜とごぼう、長ねぎが入って「きりたんぽ鍋」の役者が揃います。
ぽの名前の由来
きりたんぽの発祥
「きりたんぽ」は秋田名物として全国に知られていますが、その中でも本場といえるのは大館市です。
そもそも「きりたんぽ」の発祥の地は、大館・北鹿地方で、その昔、きこり達が山作業の折に残り飯を長い棒に巻き付けて、味噌をつけて焼いて食べたのが始まりだという説もあれば、マタギ(猟師)が、食べ残したご飯を、山鳥などの鍋に入れて食べたのが始まりだという説もあります。

きりたんぽの名前の由来
「きりたんぽ」の「たんぽ」とは槍の刃の部分のカバーのことで、棒に巻きつけた形がそれに似ていることから「たんぽ」と呼ばれ、「きりたんぽ」は鍋に入れる際、切って入れることから「切りたんぽ」・・「きりたんぽ」と称されるようになったといわれています。
「たんぽ」と「味噌付けたんぽ」と「きりたんぽ」
「たんぽ」
炊いたご飯を半練り状にし、長い秋田杉の串に巻き付けて焼いた物を「たんぽ」と言います。
「味噌付けたんぽ」
この「たんぽ」を焼く時か焼いた後に「味噌タレ」や「醤油タレ」をつけたものを「味噌付けたんぽ」と言います。
「きりたんぽ」
鍋に入れる際、適当な大きさに切って入れるところから「きりたんぽ」と言います。この「きりたんぽ」と鶏肉や野菜、きのこ等を入れた鍋料理を「きりたんぽ鍋」と言います。今では簡単に「きりたんぽ」と言えば「きりたんぽ鍋」を指すようになりました。
美味しい きりたんぽ鍋の作り方
準備
人数分に見合った大きさの鍋を用意します
鍋は鉄鍋か土鍋が理想的です
材料の確認と下ごしらえをします
袋から出して電子レンジかホットプレート等であらかじめ軟らかくなるまで温めて下さい。
温めたたんぽを三つに輪切りにしておきます。
比内地鶏肉 一口大に切ってあります。
比内地鶏スープ 2~3倍の濃縮タイプです。
まいたけ 適当な大きさにしておきます。
ごぼう ササガキにしてあくヌキをしておきます。
長ネギ 7~8cm位に斜め切りにします。
せり 7~8cm位に切ります。
糸こんにゃく 食べ易い長さに切ります。
その他に醤油、酒、調味料等をご用意下さい。
【 調理 】
1.きりたんぽは、袋から出して電子レンジかホットプレート等であらかじめ軟らかくなるまで温めて下さい。
2.温めたきりたんぽは、3つに輪切りにしておきます。(手でちぎった方が味が浸み易くなります)
3.ごぼうはササガキにしてアクを抜いておきます
4.鍋に比内地鶏スープと水を入れ沸騰させます。スープ1袋(200cc)に対し水、又はお湯200cc~400ccで希釈します
5.比内地鶏肉をいれます
6.糸こんにゃくとごぼうを入れ煮ます
7.ひと煮えしたら、お好みで醤油等を入れて味を調えます
8.舞茸、きりたんぽ、ねぎを入れて2~3分煮込みます
9.最後にせりを煮立ったスープにくぐらせる程度にすれば出来上がりです
10.あまり煮過ぎないうちに深めの皿か、小どんぶりに盛ってお召し上がり下さい
推奨/秋田県大館市・大館市きりたんぽ協会・大館市観光協会
きりたんぽだけをお買い求めた場合
必要な材料(3~4人前)
きりたんぽ6~8本、鶏ガラ、地鶏肉、ごぼう、長ネギ、舞茸、せり(手に入らない場合はなくても構いません)、糸こんにゃく(又は白滝)
準備
下ごしらえはセットの作り方を参考にして下さい
【 調理 】
1.1200ccの水に鶏ガラを入れて煮て十分にダシをとり、スープに浮かんだアクとガラを取ってから、醤油、酒、調味料等で味付けをします
2.地鶏肉、ごぼう、糸こんにゃく(白滝)、舞茸を入れて煮込みます
3.煮えたら、きりたんぽ、ネギを入れて2~3分煮込みます
4.最後にせりを軽くスープをくぐらせる程度に入れたら出来上がりです
味噌付けたんぽの作り方
電子レンジ等で軟らかくなるまで温めた「きりたんぽ」にお好みの調理味噌をつけてお召し上がり下さい。お勧めは「ゆずみそ」「くるみ味噌」など


